話したい。
でも、何を話せばいいのか分からない。
仕事もしている。
人間関係も、壊れているわけではない。
毎日も、なんとか回っている。
それなのに、一人になると重い。
悩みはある。
でも、まだ名前がない。
今回のDay5で制作したのは、そんな人に向けた「体験セッション集客LP」です。
売るのは、60分の相談枠ではありません。
うまく言えないまま、話し始めてもいい時間。
そこを、このLPの中心に置きました。
今回のLPで変えたもの
売る前
60分の体験セッション
↓
売る後
まだ名前のないモヤモヤを、安心して言葉にしていく時間
「体験セッション」という言葉だけでは、読者は自分との関係を見つけにくい。
なぜなら、この人は「セッションを受けたい」と思っているわけではないからです。
ただ、このまま一人で抱え続けるのもしんどい。
でも、相談するには話がまとまっていない気がする。
だから、解決する場所ではなく、まず言葉にできる場所として見せる。
そこが、今回の価値変換です。
このLPは誰のために作ったのか
想定したのは、仕事・人間関係・将来への不安を抱える30〜40代の働く女性です。
周りからは、しっかりしているように見える。
大きな問題が起きているわけでもない。
だからこそ、自分でも分からない。
こんなことで、
相談してもいいのだろうか。
何が嫌なのか分からない。
何に疲れているのか分からない。
「もっと大変な人はいる」と、自分の気持ちを後回しにしてしまう。
今回拾ったのは、深刻さの大きさではありません。
うまく説明できないから、誰にも持っていけない。
その孤立感でした。
AIへ渡す前の「言葉の設計図」
Day5|言葉の設計図
「悩んでいる人」では広すぎる。相談したい気持ちはあるのに、自分でも何に悩んでいるのか説明できず、相談することさえためらっている人。そこまで具体化してから、AIへ渡しました。
| 項目 | 設計した内容 |
|---|---|
| ターゲット | 仕事・人間関係・将来への不安を抱えているが、自分でも何に悩んでいるのか説明できない30〜40代の働く女性 |
| 表面的な悩み | 相談したいが、話がまとまっていない。何を話せばいいか分からない。 |
| 本当の悩み | 自分の感情や違和感を、安心して言葉にできる場所がない |
| 欲しい未来 | ひとりで抱えていたモヤモヤの輪郭が少し見え、自分の気持ちを捉えやすくなる状態 |
| 売る前 | 60分の体験セッション |
| 売る後 | まだ名前のないモヤモヤを、安心して言葉にしていく時間 |
| 独自性 | 解決や目標設定を急がず、まず言葉にすることを大切にする対話型セッション |
| 一撃コピー | その悩みは、まだ解決できないのではなく、まだ言葉になっていないだけ。 |
| 中心メッセージ | うまく言えないまま、話し始めてもいい。 |
| CTA | 60分の体験セッションを予約する |
この設計で大切にしたのは、「解決します」と強く約束しないことでした。
まだ自分でも整理できていないものに、すぐ答えを出す必要はありません。
まずは、話す。
話しながら、少しずつ見えてくる。
その順番を、LP全体に通しました。
なぜ、この構成にしたのか
解決を、急がせなかった
悩みを抱えている人に、いきなり「変わりましょう」と言う。
それが、負担になることもあります。
今回の読者は、まだ何を変えたいのかさえ、うまく説明できません。
だから、最初の約束を小さくしました。
解決することではなく、言葉にすること。
次の一歩を急がせないことが、このLPでは安心材料になります。
CTAの前に、「うまく話せなくていい」を置いた
体験セッションに申し込めない理由は、料金や時間だけではありません。
「何を話せばいいか分からない」
「こんな曖昧なことで相談していいのか」
その不安が、申し込みの手前にあります。
だから必要なのは、強い後押しより先に、
うまく話せなくても大丈夫。
という許可でした。
安心できて初めて、CTAは選択肢になります。
完成LPを展示する

この作品は、制作当時、AIへ設計情報を渡したあと、文字修正や画像差し替えを行わずに公開した「生LP」として展示しました。
見てほしいのは、装飾の完成度ではありません。
「相談」というサービスを、どこまで安心できる時間として言葉にできたか。
その設計です。
職人メモ
CRAFTSMAN NOTE
名前のないものは、ひとりで抱えやすい。
何が苦しいのか分からない。
だから、人にも説明できない。
説明できないから、「相談するほどではない」と自分の中へ戻してしまう。
でも、最初から正しい言葉で話す必要はない。
言葉は、話しながら見つかることもあります。
LPも同じです。まだ読者自身も言葉にできていないものを、先に拾う。そこから、価値の見せ方が変わります。
今回の設計を振り返る
Day5で変えたのは、セッションの時間ではありません。
「相談する場所」から、「うまく言えないまま話し始めてもいい場所」へ。
解決より先に、言葉にする。
その順番が、今回の設計でした。
この作品について
このLPはデモ制作です。医療行為・診断・治療を目的としたサービスとして制作したものではありません。表現についても、「治す」「必ず改善する」といった断定的な約束を避け、対話と言語化の時間として設計しています。
次の展示へ
完成した作品だけではなく、その前に何を考え、どんな言葉をAIへ渡したのか。
ポートフォリオ美術館では、その設計図まで展示しています。
