ChatGPTに、
「この商品のLPを作ってください」
と頼んだものの、どこかで見たような文章が返ってきた。
そんな経験はないでしょうか。
文章は整っている。でも、自分の商品でなくても使えそうで、読んでも心が動かない。
これは、あなたに文章力やAIの知識がないからではありません。
ChatGPTへLPを作らせる前に、整理して渡す材料があるからです。
ChatGPTは、LPの構成や原稿だけでなく、画像の設計、HTMLやCSS、完成後の改善にも活用できます。
ただし、一度に「完成したLP」を求めるのではなく、必要な情報を整理し、工程ごとに渡すことが大切です。
この記事では、ChatGPTを使ってLPを作る方法を、情報整理から実装まで8つの手順で解説します。
この記事の結論
ChatGPTでLPを作るときに大切なのは、長いプロンプトを一度入力することではありません。
先に、次の情報を整理します。
- 何を提供するのか
- 誰へ届けるのか
- 相手は何に困っているのか
- 利用後に何が変わるのか
- なぜその商品を選ぶのか
- 何を安心材料として見せるのか
- 最後に何をしてほしいのか
そのうえで、次の順番で一つずつ形にします。
- 商品の事実情報を整理する
- ターゲットと悩みを整理する
- 商品価値を利用後の変化で言葉にする
- LP構成を作る
- セクションごとに原稿を作る
- 必要な画像を設計する
- HTMLやWordPressへ実装する
- 公開前に診断・改善する
AIは、情報を整理し、表現を提案し、形にすることを助けます。
一方で、価格や実績、利用者の声などの事実を勝手に作るものではありません。
この役割分担が、公開できるLPを作るための基本です。
ChatGPTでLPはどこまで作れる?
ChatGPTは、LPの文章を書くためだけの道具ではありません。
LP制作のさまざまな工程で活用できます。
| ChatGPTが支援できること | 人が確認・決定すること |
|---|---|
| 商品情報を整理するための質問 | 実際の商品内容 |
| ターゲット候補の比較 | 本当に届けたい相手 |
| 読者の悩みや価値の整理 | 実際の顧客像との一致 |
| LP構成や見出しの提案 | 採用する構成 |
| キャッチコピーや本文の下書き | 事実と表現の確認 |
| 必要な画像の提案 | 使用する画像と掲載許可 |
| HTMLやCSSの作成 | 公開環境での表示・動作 |
| 改善点の洗い出し | 最終的な修正判断 |
ChatGPTへ依頼できる範囲は広いですが、回答が返ってきた時点で完成ではありません。
商品内容との一致、スマートフォンでの表示、リンクやフォームの動作などは、公開前に人が確認します。
「LPを作って」と頼むだけでは、一般的な文章になりやすい
ChatGPTへ、
オンライン講座のLPを作ってください。
と入力した場合、AIが受け取れる商品情報はほとんどありません。
どのような講座なのか。
誰に届けたいのか。
その人は、今どのような状況なのか。
受講すると、日常の何が変わるのか。
他の講座とは何が違うのか。
これらの情報がなければ、ChatGPTは一般的なオンライン講座を想定して文章を作ります。
その結果、次のような、ほかの商品にも使える表現が増えていきます。
- あなたの可能性を広げます
- 理想の未来を実現しましょう
- 初心者でも安心して学べます
- 新しい一歩を始めましょう
指示の長さより、渡す材料が重要
変更前
個人向けオンライン講座のLPを作ってください。
変更後
商品はあるものの、強みや顧客への価値をうまく言葉にできず、販売ページの作成が止まっている個人講師向けのオンライン講座です。
講座では、商品内容、届けたい相手、悩み、利用後の変化を順番に整理します。
受講後は、自分の商品を一貫した言葉で説明できる状態を目指します。
まずLP本文は書かず、構成を作るために不足している情報を質問してください。
変更後の方が、ChatGPTは読者、悩み、提供内容、目指す変化を理解できます。
大切なのは、プロンプトを長く見せることではありません。
プロンプトの中へ入れる材料を具体的にすることです。
ChatGPTへLP作成を頼む前に整理する7つの情報
LPを作り始める前に、次の7項目を整理します。
| 整理する項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 商品 | 内容・形式・期間・価格・申込方法 |
| 読者 | 属性だけでなく、現在の状況 |
| 悩み | 表面的な問題と、その奥で困っていること |
| 価値 | 利用後に起こる変化 |
| 選ばれる理由 | 方法・経験・対応範囲・考え方 |
| 安心材料 | 実績・事例・条件・FAQ |
| CTA | 最後にしてほしい行動 |
すべてを最初から文章にする必要はありません。
箇条書きでも、未決定の項目があっても構いません。
まずは、決まっていることと、まだ決める必要があることを分けます。
ターゲットは、年齢や職業より「今の状況」を見る
たとえば、
30代の個人事業主
だけでは、具体的な文章を作りにくいままです。
次のように、その人が置かれている状況まで整理します。
商品はあるが、何を強みとして伝えればよいか分からず、SNS投稿や販売ページの作成が止まっている個人事業主
状況が見えると、読者が抱えている悩みや、LPで使う言葉も見つけやすくなります。
商品の機能より、利用後に何が変わるかを考える
LPでは、商品の内容だけでなく、利用した人の日常に起こる変化を伝えます。
売る前
オンライン片づけ相談
↓
売った後
散らかった部屋を見るたびに疲れる時間を減らし、仕事へ集中しやすい環境を作る
「オンラインで相談できます」は、サービスの形式です。
読者が知りたいのは、その相談によって自分の生活がどう変わるかです。
最初に使えるChatGPTへの指示文
情報整理から始める場合は、次の指示文を使えます。
最初の指示文
これから私の商品・サービスのLPを作ります。
いきなりLP本文は書かず、最初に掲載に必要な情報を整理してください。
商品内容、届けたい相手、その人の現在の状況と悩み、利用後の変化、選ばれる理由、安心材料、価格・提供条件、CTAについて、一問ずつ質問してください。
私が回答していない実績、価格、利用者の声、資格、提供条件は創作しないでください。
質問が終わったら、決定した情報と未決定の情報を分けて一覧にしてください。
これは、一度で完成したLPを出してもらうためのプロンプトではありません。
LP制作に必要な材料を集めるための、最初の指示文です。
回答が整理できた後に、ターゲット、価値、構成、原稿へ進みます。
ChatGPTでLPを作る8つの手順
ここからは、集めた情報をLPへ形にしていきます。
一度に全工程を依頼せず、各段階の内容を確認してから次へ進みましょう。
STEP 1
商品の事実情報を整理する
最初は、ChatGPTに文章を書く役ではなく、質問する役を依頼します。
整理する主な項目は、次のとおりです。
- 商品・サービス名
- 提供内容
- 提供形式
- 期間
- 価格
- 対応範囲
- 申込方法
- 申込後の流れ
価格や期間などが決まっていない場合は、仮の内容を作らせず、「未決定」として分けます。
決定事項と未決定事項が一覧になるだけでも、次に考えることが見えやすくなります。
STEP 2
ターゲットと悩みを整理する
次に、誰へ届けるLPなのかを決めます。
候補が複数ある場合は、ChatGPTに比較してもらう方法があります。
このサービスの対象候補は、個人講師、小規模事業者、これから副業を始めたい人です。
それぞれが抱えている状況と悩み、このサービスとの相性を比較してください。
比較結果を見ながら、次の点を確認します。
- 今、最も困っている人は誰か
- 商品内容と相性がよい人は誰か
- 実際に自分が支援したい人は誰か
ChatGPTにターゲットを丸ごと決めてもらうのではなく、自分が持っている顧客情報や経験と照らし合わせて選びます。
STEP 3
商品価値を「利用後の変化」で言葉にする
商品内容とターゲットが決まったら、利用後の変化を整理します。
売る前
作り置きのオンライン料理講座
↓
売った後
疲れて帰った夜に、夕食を考えるところから始めなくてよい平日を作る
「作り置きの方法を学べる」は、講座の内容です。
その内容によって、読者の時間や気持ちがどう変わるのかまで考えます。
次の商品説明を、商品の機能、直接得られるメリット、利用後の日常の変化に分けて整理してください。
大げさな表現や、確認できない成果は加えないでください。
この「利用後の変化」が、LP全体の中心になります。
STEP 4
LP構成を作る
材料が整理できたら、LP全体の順番を作ります。
基本的な構成例は、次のとおりです。
- ファーストビュー
- 読者の悩み
- 利用後に得られる変化
- 変化を実現する方法
- 商品・サービス内容
- 選ばれる理由
- 安心材料
- よくある質問
- CTA
ただし、すべての商品を同じ順番にする必要はありません。
内容が分かりにくい新しいサービスなら、早めに仕組みを説明することがあります。
申込みへの不安が大きい商品なら、安心材料を早い段階へ置く場合もあります。
この商品を初めて知る読者が、内容を理解し、安心して申込みを検討できるLP構成を作ってください。
各セクションで伝える内容と、そのセクションが必要な理由も説明してください。
見出し一覧だけでなく、構成の意図まで確認するのがポイントです。
読者の疑問に合わせてセクションを並べる方法と、9つの基本構成は、「LP構成の作り方」で具体的に解説しています。
STEP 5
セクションごとに原稿を作る
構成が決まったら、原稿を作ります。
LP全文を一度に作るのではなく、セクションごとに確認します。
- ファーストビュー
- 読者の悩み
- 利用後の変化
- 解決方法
- サービス内容
- 安心材料
- FAQ
- CTA
依頼するときは、文章量だけでなく、そのセクションの役割も伝えます。
このセクションでは、読者が「自分のことかもしれない」と感じられるように、現在の状況を描写してください。
不安をあおらず、本人の努力不足と決めつけない文章にしてください。
ここではまだ商品を紹介せず、次の「利用後の変化」へ自然につないでください。
このように伝えると、各セクションが孤立しにくくなります。
STEP 6
必要な画像を設計する
原稿ができた後に、画像を考えます。
先に画像を作ると、LPの内容と関係のない、雰囲気だけの写真が増えやすくなります。
画像ごとに、次の項目を整理してください。
- どのセクションで使うか
- 何を伝える画像か
- 人物写真、商品写真、図解のどれか
- 読者にどのような印象を与えるか
- パソコンとスマートフォンでどう見せるか
- 画像がなくても文章で伝えられないか
重要な見出しや説明文は、画像へ直接入れず、HTMLの文字として表示した方が修正しやすくなります。
画像は文章の代わりではなく、理解や雰囲気を補助するものとして使います。
STEP 7
HTMLやWordPressへ実装する
ChatGPTにHTMLやCSSを作ってもらうこともできます。
ただし、
LPのHTMLを作ってください。
という指示だけでは、自分の公開環境に合わないコードになる可能性があります。
先に、次の条件を伝えます。
- WordPressを使うか
- ブロックエディターを使うか
- カスタムHTMLを使うか
- 使用しているテーマ
- 既存CSSの有無
- JavaScriptを使用できるか
- スマートフォン対応が必要か
- 画像URL
- フォームURL
- ボタンのリンク先
コードが完成した後は、実際の公開画面で確認します。
- 横幅が画面からはみ出していないか
- 文字が小さすぎないか
- ボタンが押せるか
- 画像が表示されるか
- フォームが動作するか
- スマートフォンで崩れていないか
ChatGPTがコードを出したことと、そのコードが自分のサイトで正しく動くことは別です。
STEP 8
公開前に診断・改善する
最後に、完成したLPをChatGPTへ見せ、改善点を洗い出します。
確認する項目は、次のとおりです。
- 誰向けのLPか、冒頭で分かるか
- 商品説明だけになっていないか
- 読者の悩みと商品価値がつながっているか
- 同じ内容を繰り返していないか
- 大げさな表現がないか
- 安心材料が不足していないか
- CTAが分かりやすいか
- 申込み前に必要な情報がそろっているか
- スマートフォンで読みやすいか
診断結果をすべて採用する必要はありません。
商品の事実、届けたい相手、LPの目的に照らし合わせ、必要な修正だけを反映します。
ChatGPTに任せてはいけない情報
ChatGPTは自然な文章を作れるため、事実と異なる内容が混ざっていても、それらしく見えることがあります。
公開前には、次の項目を必ず確認してください。
- 価格は実際のものか
- 提供内容や期間は正しいか
- 実績の数字は確認できるか
- 利用者の声は実在するか
- 利用者の声に掲載許可があるか
- 資格名や経歴は正しいか
- 返金や保証の条件は実在するか
- 申込後の流れは正しいか
- 商品にない機能を加えていないか
- 効果を断定していないか
表現にも注意する
特に健康、美容、お金、法律などに関わる商品では、表現にも注意が必要です。
「必ず改善する」「絶対に成果が出る」といった断定ではなく、実際に提供できる内容やサポートの範囲を伝えます。
AIへ表現を提案してもらうことと、事実を作らせることは違います。
ChatGPTで作ったLPが一般的なままなら、材料を見直す
原稿が一般的に見えるとき、キャッチコピーだけを何度も作り直したくなるかもしれません。
しかし、先に見直したいのは文章ではなく、入力した材料です。
次の順番で確認します。
- 読者の現在の状況は具体的か
- 悩みを本人の言葉に近い形で整理できているか
- 利用後に何が変わるのか見えるか
- 商品独自の事実が入っているか
- 選ぶための安心材料があるか
- 最後にしてほしい行動が一つに絞られているか
| 一般的になりやすい入力 | 具体化した入力 |
|---|---|
| 忙しい女性 | 帰宅後、夕食を考える余力が残っていない一人暮らしの会社員 |
| 丁寧にサポート | 毎週30分、画面共有で進捗と次の作業を確認 |
| 理想の未来 | 平日の夜に食事のことで迷わず、自分の時間を取れる状態 |
| 初心者向け | 商品はあるが、販売ページを作ったことがない個人講師 |
| 充実した内容 | 全5回で、商品整理からLP原稿の完成まで順番に進める |
「もっと魅力的に書いて」と依頼するだけでは、言葉が強くなるだけで、商品らしさは増えないことがあります。
文章を変える前に、読者、悩み、価値、提供方法を具体化してください。
完成LPと、その前にある言葉の設計を見る
ここまで整理した情報が、実際のLPでどのように使われるのか。
ポートフォリオ美術館では、完成したページだけでなく、その前に作った言葉の設計も紹介しています。
- 誰へ届けるLPなのか
- 読者は何に困っているのか
- 商品名をどのような顧客価値へ変換したのか
- 売る前と売った後をどう整理したのか
- どの順番でLPを構成したのか
- 言葉をデザインへどう変換したのか
ChatGPTへ渡した材料が、構成、文章、画像へどう変わるのかを見る場所としてご覧ください。
まとめ|ChatGPTへLPを頼む前に、材料を整える
ChatGPTは、LP制作の多くの工程を支援できます。
- 情報整理
- ターゲットの比較
- 商品価値の言語化
- LP構成
- 原稿作成
- 画像設計
- HTMLやCSS
- 完成後の改善
ただし、「LPを作って」と一度に頼むだけでは、自分の商品らしい内容にはなりにくいです。
先に、次の情報を整理します。
- 何を提供するのか
- 誰へ届けるのか
- 何に困っているのか
- 利用後に何が変わるのか
- なぜ選ばれるのか
- 何を安心材料として見せるのか
- 最後に何をしてほしいのか
そのうえで、構成、原稿、画像、実装、改善へ進みます。
AIは、整理した情報を形にすることを助けます。
しかし、実際の商品価値や届けたい相手は、提供者が持っている事実や経験の中から見つける必要があります。
最後に、あなたの商品について一つだけ考えてみてください。
その商品を買った人の日常には、どのような変化が生まれるでしょうか。
無料PDFワーク
AIにLPを作らせる前の10分ワーク あなたの商品価値を「売った後の未来」で伝える 言葉の設計図ミニ
この記事で紹介した7つの情報の中でも、特に言葉にしにくいのが、商品を利用した後に顧客の日常で何が変わるのかという部分です。
機能やサービス内容は書けても、「売った後の未来」を考えると手が止まることがあります。
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登録後、無料PDFワークと5日間のメールミニ講座をお届けします。
配信はいつでも停止できます。
言葉の設計から、 LP完成までの全体像を見る
無料ワークは、自分の商品価値を言葉にする最初の体験です。
その言葉を、次の工程へどのような順番で発展させるのか。
- LP構成
- 完成原稿
- 必要画像
- HTMLやWordPress
- 公開後の改善
- AIへ渡す情報の整理
「AI×LP内製化とは」では、AIへLP制作を一度に任せるのではなく、商品価値と言葉の設計から順番に形にする考え方を紹介しています。
AIが形にする。価値を言葉にするのは、あなたと私の仕事。

