ここまで、
読んでくださって、
ありがとうございます。
30日間、
問いと共に歩いてきました。
強さとは何か。
学びとは何か。
降りるとは何か。
そして最後に、
問いと共に生きるということを考えました。
けれど——
本当は、
もっと静かなことを、
伝えたかったのかもしれません。
問いとは、
何かを解決するための道具ではありません。
正解にたどり着くための、
階段でもありません。
問いとは、
いま、ここに在ること。
過去を悔やむことでもなく、
未来を思い煩うことでもなく、
いま、
この瞬間に、
立つこと。
私たちは、
過去には戻れません。
未来にも、
まだ行けません。
生きられるのは、
この一瞬だけです。
問いを持つということは、
この瞬間を、
見過ごさないということ。
忙しさの中でも、
焦りの中でも、
立ち止まり、
いまを感じること。
問いは、
未来を良くするためにあるのではありません。
問いは、
いまを、
生きるためにあります。
「私は、いま、何を感じているだろう。」
「私は、いま、何を選ぼうとしているだろう。」
その小さな問いが、
あなたを、
いまへと戻します。
問いがある限り、
あなたは、
いまに在る。
問いがある限り、
あなたは、
まだ、歩いている。
30日は、
終わりました。
けれど、
いまは、
終わりません。
どうか、
この本を閉じたあとも、
ときどき、
自分に問いかけてみてください。
問いは、
あなたを責めません。
問いは、
あなたを急かしません。
問いは、
ただ、
いまに戻してくれます。
扉は、
閉じません。
いま、
ここに。
