Day 11 / 問いの扉

問いはどこから生まれるのか

AIに、何を聞くか。

その問いを選ぶとき、
目に見えない何かが動いています。

好奇心かもしれない。
不安かもしれない。
憧れかもしれない。
あるいは——

まだ名前のついていない感情かもしれません。

少しだけ、
振り返ってみてください。

最近、AIに聞いたこと。

それは、
本当に知りたいことだったでしょうか。

それとも、
安心したかっただけでしょうか。

どちらでも、かまいません。

ただ、
問いの奥にあるものを
静かに見つめてみる。

私は22年、金属加工の現場にいました。

加工の精度に迷ったとき、
すぐに先輩に聞きに行く若者がいました。

一方で、
しばらく手を止め、
自分の感覚と向き合う若者もいました。

どちらが正しい、ではありません。

ただ、そこには
それぞれの「大切にしているもの」がありました。

間違えたくないという思い。
自分を信じたいという思い。

問いの背後には、
その人の大切なものが、
そっと隠れています。

答えを急ぐとき。

本当に求めているのは、
知識でしょうか。

それとも、
安心でしょうか。

あるいは、
一歩踏み出す勇気でしょうか。

問いは、
不足からだけ生まれるわけではありません。

「もっと知りたい」という喜びからも、
「変わりたい」という願いからも、
生まれます。

そしてときに、
触れたくない怖さからも。

問いは、
あなたの内側の動きです。

外から与えられるものではなく、
内側が揺れたときに、
自然に生まれるもの。

だから、
問いを深めたいなら、

問いそのものよりも、
その奥にある感情に、
少しだけ目を向けてみる。

責めるためではなく、
理解するために。

問いはどこから生まれるのか。

それはきっと、
あなたが大切にしているものの近くです。

怖さの近くかもしれない。
願いの近くかもしれない。

その場所に、
静かに耳を澄ませること。

それが、
問いを育てるということなのかもしれません。

明日への問い

あなたが最近、
何度も思い浮かべている問いは何でしょう。

その問いの奥に、
どんな感情が息をしていますか。

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