Day 19 / 実務の扉

日報は、作業か、思考か

日報を書く。

今日やったことを、
箇条書きで並べる。

提出して、
終わらせる。

それが、
毎日の日課になっていませんか。

でも、
その日報を、
あなた自身は読み返していますか。

私は22年、金属加工の現場で働いてきました。

若い頃、
日報は義務でした。

「何をやったか」を書く。
「何時間かかったか」を記録する。

ある日、先輩に言われました。

「お前の日報には、
何も書かれていない。」

私は反論しました。

作業も書いてある。
時間も書いてある。

でも、先輩は静かに言いました。

「それは事実だ。
思考じゃない。」

日報とは、
何を書く場所でしょう。

行動の記録でしょうか。
作業の証明でしょうか。

それだけでしょうか。

本当に向き合うべきは、
何を書いたかではなく、

何を書かなかったか。

うまくいかなかったこと。
迷ったこと。
言い切れなかった違和感。

それらを、
無意識に省いていないでしょうか。

日報は、
上司のためのものに
なっていないでしょうか。

評価されるための、
保身の文章に
なっていないでしょうか。

問いを持つことは、
難しくありません。

でも、
問いを使うことは、
難しい。

問いは、
現場に落として、
初めて意味を持ちます。

日報は、
行動の記録ではありません。

思考を実装する場所です。

今日、何に引っかかったのか。
どこで迷ったのか。
明日、何を試すのか。

その問いを、
日報という形で、
現場に落とす。

日報は、
あなたの思考を映します。

あなたは、
明日の行動に、
問いを落とせるでしょうか。

それとも、
今日も、
やったことだけを書いて、
終えるでしょうか。

明日への問い

今日の日報に、
あなたは何を書きましたか。

そして、
何を書かなかったでしょうか。

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