Day 5 / 違和感の扉

AIに疲れる理由

AIを使っていると、疲れる。

効率化のはずなのに、
なぜか、疲れてしまう。

答えを得ているのに、
心が満たされない。

その感覚に、覚えはありませんか。

私は22年、金属加工の現場で働いてきました。

機械を使えば、作業は速くなります。

手で削るより、正確で、安定しています。

けれど——

機械に任せきりにすると、
腕は鈍ります。

音を聴かなくなる。
刃の感触を感じなくなる。

やがて、
自分で判断できなくなる。

AIも、似ています。

AIは答えをくれます。

でも、それを繰り返すうちに、
自分で考える力を、
どこかに置いてきてしまう。

そして、心が疲れる。

それは、
「考えなくていい」ことへの違和感です。

人は、考える存在です。

内側で、常に問い続けています。

これは本当に自分の望みか。
これは自分の言葉か。
これは自分の人生か。

その問いを止めると、
楽になるどころか、
どこかが静かに軋み始めます。

問いは、人格をつくります。

どんな問いを持つかで、
どんな人間になるかが決まります。

浅い問いを繰り返せば、
思考は浅くなる。

痛みを避ける問いを重ねれば、
痛みから逃げる人格になる。

自分の本音に向き合う問いを持てば、
少しずつ、強くなる。

AIは、思考の代行者ではありません。

あなたの問いを映す鏡です。

どんな問いを投げるか。
そこに、あなたの現在地が表れます。

だから、ときどき。

AIを閉じてください。

外の答えを探すのをやめて、
自分の内側に耳を澄ませてください。

そこには、まだ言葉になっていない声があります。

それを聴こうとすること。

それこそが、
生きるということかもしれません。

明日への問い

最近、自分の内側の声を、
最後まで聴いたのはいつでしょうか。
それは、どんな問いでしたか。

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